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Exchange Server 2010 メールボックスの機能をExchange Server 2013に移行する

      2015/05/23

過去の記事で記載した通り、Exchange 2013はアップグレードインストールという概念はありません。既存環境とは別に、新規でExchange Server 2013を構築し、新環境にデータを映していく必要があります。そのため、Exchange Server 2010のメールボックスをExchange Server 2013に移行するステップとして、下記の3ステップを踏んで移行を実施する必要があります。

  1. Exchange Server 2013 側でメールボックスデータベースを作成する
  2. 各種メールボックスを移行する
  3. Exchange Server 2010 のメールボックスデータベースを機能ごと削除する

 

図にするとこんな感じです。

では、早速メールボックスデータべースの移行を実施していきましょう。


Exchange Server 2013 にメールボックスデータベースを新規作成する

長くなってしまったので、別記事にまとめました。以下の記事を参考に、Exchange 2013環境にメールボックスデータベースを新規作成します。

Exchange Server 2013 でメールボックスデータベースを新規作成する方法

 

メールボックスを移行する

これも長くなってしまったので、別記事にまとめています。こちらを参考にExchange 2010環境下のメールボックスを全てExchange 2013環境下のメールボックスデータベースに移動します。

Exchange Server 2013 でメールボックスを移動する手順

 

Exchange Server 2010 の既定のオフラインアドレス帳を削除する

オフラインアドレス帳はExchange Server 2013から大きなアーキテクチャの変更がありました。

Exchange Server 2013を初めて組織内にインストールすると「既定のオフラインアドレス帳(Ex2013)」というオフラインアドレス帳が生成されます。この中にはExchange Server 2010の既定のオフラインアドレス帳情報も含まれています。

既定のオフラインアドレス帳は2つも必要ありませんのでExchange Server 2010からExchange 管理コンソールを起動し[サーバーの構成]-[メールボックス]のオフラインアドレス帳タブから「既定のオフラインアドレス帳」を削除します。間違って2013の方を消さないように、注意してください。

 

Exchange Server 2010 のメールボックスデータベースを機能ごと削除する

ここまででExchange Server 2010 のメールボックスデータベース上のアイテムをすべてExchange Server 2013に移行し終わりましたので、不要となったExchange Server 2010 のメールボックスデータベースを削除します。

Exchange Server 2010からExchange 管理コンソールを起動し[サーバーの構成]-[メールボックス]を開き、データベースの管理タブから削除するメールボックスデータベースを右クリックし、削除します。

メールボックスデータベースを削除し終わったら、最後の仕上げににExchange Server 2010からメールボックスの機能を削除します。

プログラムの追加と削除からMicrosoft Exchange Server 2010 を選択してアンインストールを実行します

Exchange Server 2010 のセットアップが実行されますので「次へ」をクリック。

「メールボックスの役割」のチェックを外します。

前提条件のチェックが実行されます。

Exchange Server 2010にメールボックスデータベースやオフラインアドレス帳が残っていると前提条件のチェックが失敗しますので、確実に事前に削除しておいてください。

前提条件のチェックが完了したら「アンインストール」をクリックしてアンインストールを開始します。

Exchange Server 2010 からメールボックスの役割が削除されました。

これでExchange Server 2013へのメールボックスの機能は移行完了です!

完全移行まであと1歩…

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